ITと電気工事業

先日、インテックス大阪で開催された「Japan IT Week関西」というイベントに行ってきました。

普段の業務では殆ど関係ないIT系の展示会。

パソコンとスマホを何とか使っている身としては別世界。(笑)

しかし・・・

色々と見て、話を聞いて、この先の電気工事業界は変わるという認識を深めました。

例えば、工場の各ラインでどのような作業が行われているのかを一括して管理するシステム。

広い工場の中で、どのラインでどのような作業が進んでいて、どこで不具合が発生しているか、などなど、全体の管理が一人の管理者でできてしまうようなシステムがありました。

ちょっと性質は違いますが、我々の業界でも、一つの会社で複数の現場を抱えており、日々、その現場に何人の職人さんが配置され、今、どんな作業をやっているのか、ということを把握しておく必要があります。

大手の企業なら別ですが、我々のような中小企業レベルでは、このそれぞれの現場を経営者が自ら把握していたり、少数の責任者が把握して、各職人さんにどの現場にいついくのか、また、現場でどのような作業をおこなうのか、といった指示をしています。

そこは、経営者や責任者の長年の経験や勘にたよっている部分が多いのが実情です。

しかしながら、この経験や勘がばかになりません(笑)

何故なら、そこには「職人さんという人、それぞれをちゃんと見る」という、頭だけでは測れないものがあるからです。

職人さんそれぞれの仕事の能力、責任感、チームワークなど、色んなものを総合的に判断して仕事の割り振りをしているわけです。

逆に言うと、経営者や責任者のこのあたりの能力次第で、現場がうまく回るのかどうかが決まります。

そして、その結果、会社の業績にも大きく影響を与えることになるわけです。

今回、様々なITの製品やシステムを見ながら、我々の業界にも今後大きな変化が訪れることを感じましたが、上に書いたような「人間の経験や勘」をITがいかに助けてくれるのかが一番の興味のあるところです。

しかし・・IT系は難しいですねぇ(笑)

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